介護・葬儀に関する「暮らしの」ブログ

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エンディングノートとは?書いておきたい内容と遺言状との違い

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エンディングノートとは?内容や選び方、書き方の解説

自分が人生を終える時、残される人に何を残したいのか。自分が残していくものをどうしてほしいのか。できれば元気なうちに家族と話しておきたいことですが、思いもよらない別れがやって来る場合もあります。

この話し合いがうまくいかなかった場合、後のトラブルとなることも少なくありません。私の母親もエンディングノートがなかったことをきっかけに、姉妹同士で裁判沙汰になりました。このトラブルを解消できるのが、エンディングノートというものです。

このノートを書くことは、自分が悔いのない最期を迎えるためでもありますが、残される家族にも非常に重要な意味を持ちます。今回は「エンディングノートには具体的にどのようなことを書くのか?」お話ししていきたいと思います。

 

エンディングノートを書く意味は、家族の負担を減らして自分らしい最期を迎えるため

エンディングノートを書き残す意味は、「家族のため」、「自分のため」と2つの意味合いがあり、「残される家族に向ける言葉」と「自分はどのようにしたいのか」の要望を書く必要があります。では「家族のため」とは、具体的にどういうことなのでしょうか。

「家族のため」に記しておくべきこと

故人の要望がはっきりしていない場合、故人の遺産などを巡りトラブルになってしまう場合があります。特に金銭が絡むトラブルは年々増え続けています。
しかし、エンディングノートに遺産の引き継ぎや遺品の処分などを記しておくことで、このトラブルを防ぐことができるのです。

死んだ後のことだけではなく、死ぬ前のことを書くことも重要です。例えば「延命治療はするのか・しないのか」ということです。意思疎通が図れるうちはいいのですが、意識がなくなった場合、その選択は家族にゆだねられます。

母が入院中、私は病院側からその選択を迫られました。個人的には延命治療をしたいと思っていましたが、父が延命治療で長く苦しんだ経緯があり、どうすればいいのか非常に悩みました。このような例もあるので、後で家族が「決めやすい」ようノートに記しておくことも重要です。

自分らしい最期の迎え方とは?

 

自分の最期を家族に託すためにも、このノートは非常に重要です。例えば「自分はどのような葬式にしたいのか、どんな人を呼びたいのか、自分の墓はどのようにしたいのか」を全て書き記すことができます。

これは自分のためでもありますが、自分の死後に家族の負担を減らすためでもあります。死が急であればあるほど、残された家族は準備不足の状態で事を進めなければなりません。

しかし、事前に要望を伝えておくことで家族にも余裕ができます。そして何より、自分の望んだ最期を迎えることができるのが、このノートの最大のメリットではないでしょうか。

エンディングノートに書いておきたい内容

家族のためのエンディングノート

基本的には「残された家族が困らないため」の内容になりますが、具体的にどのようなことを書くのか見ていきたいと思います。大きく分けて「自分のこと」、「財産の整理」に分かれます。

1.自分の体のこと

自分が話せなくなったら家族がかわりに説明できるように、「持病や服用している薬・アレルギーのあるもの」などを書いておきます。

その他、「延命治療を希望するのかしないのか」、介護が必要になった際は「自宅と施設どちらを希望するのか」ということを明確にしておくことも大切です。介護をお願いしたい親族がいる場合は、その旨も記入しておきましょう。

2.自分の葬儀や墓のこと

今はさまざまなタイプの葬儀があります。一般的な葬儀の他に、家族だけで行う家族葬などもあります。希望する葬儀のスタイルを記入しておきましょう。お願いしたい葬儀社がある場合はその旨を書き、連絡先まで書いておくと家族が準備しやすくなります。

この時、自分が死んだことを「連絡してほしい人・連絡してほしくない人」を記入しておくことで、後のトラブルを避けることができます。
また、「納骨する墓はどこに建て、どんなものにするのか」、家族の墓に入る場合は、その墓の場所と連絡先を書いておいてください。

家族のために書き残すこと

3.自分の財産のこと

相続してほしい人がいる場合、その人の名前を書いておくことでトラブルを避けることができます。どのような財産を残しているかも、一覧にしてわかりやすいよう記入しておきましょう。この時必要になる書類やカードなどは同じ場所にまとめておき、その場所を書いておくことで家族が探しやすくなります。

4.家族へのメッセージ

家族に伝えておきたいことがある場合は、こちらに書いておいてください。自分が死ぬ時、話せる状態であればいいのですが、必ずしもそうだとは限りません。最期に後悔しないように、日頃の感謝やメッセージを伝えておくことも大切です。

ノートを書く時の注意点!エンディングノートは遺言状ではない!

 

エンデェングノートはさまざまな効果をもたらすものではありますが、万能ではありません。遺言状と勘違いをされている方もいますが、遺言状とはまったく別物と考えてください。

エンディングノートと遺言状の違いはなんですか?
遺言状には法的な力がありますが、エンデイングノートには法的な力がありません。遺言状は別に作成しておき、このノートには遺言状の有無と場所を記入しておくとわかりやすいでしょう。

エンデイングノートをせっかく作成していても、家族に発見されなければ意味がありません。作成していることを元気なうちに伝えておきましょう。保管する場所も、わかりにくい場所ではなく家族が見つけやすい場所を選択してください。

書くものにこだわる必要はない

書き残す物は、ノートにこだわる必要はありません。必要事項さえ記載してあれば、コピー用紙などでもいいのです。ただ、家族が読めなくては意味がないので、字は丁寧に書くようにしましょう。項目を埋めるだけで作成できる、市販のエンデイングノートを利用するのも手です。

1番大切なことは、自分の思いや情報を適切に家族に伝えることです。 エンデイングノートに記入した情報を変更する場合、加筆する項目がある時はこまめに記入し直してください。間違った情報をそのままにしておくことのないよう注意しましょう。

このエンデイングノートを作成することは、自分の死を見つめることにもなります。 終活とも呼ばれていますが、自分の死を見つめることは、これからの生き方を考える上でも非常に大切なことです。

死んでしまってからは、もう何も伝えることができません。少しでも後悔のない人生を歩むために、このエンデイングノートの作成をオススメします。